途切れていた意識が
酒の海の中で浮上していくように
断片的に知覚を始める
俺は深い穴の中に居た
井戸か、墓穴のような場所の底に
仰向けに動けない状態で
空は黄色い
病的なまでに黄色い空
強いて言うなら夕焼けか?
どこからともなく歌が聞こえてくる
なにか唸るような
と、言うよりもお経か祝詞かもしれない
どこか遠くで、
穴の外から文字も認識出来ないほど
微かに聞こえる
怖い…
怖いけれど、どこか安らかでもある
空を見上げる
それ以外出来る事はないから
本当に黄色い
タンポポみたいだ
唐突に太鼓のような音が鳴りはじめ、
“ポンッ…..ポンッ…..”と
後から追うように
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