私が通っていた小学校には、新しい校舎と古い校舎があった。
古い校舎が秋に取り壊されることになり,使っていた時計や机、椅子の一部を町の資料館へ運ぶことになったのだ。
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ボランティアクラブの私と和真とさちは,運んだ後の片づけを手伝うことになり,放課後,古い校舎に集まった。
和真は,なぜか顔色がよくない。
「「どうしたの?元気ないみたい……」」
「「古い校舎のさ,こんな噂を聞いたんだよ……」」
4時44分。
一階階段前の鏡は,別世界への入口になる。
別世界に行った人間は,二度と戻れない……。
私は,噂の鏡がある場所に行くことを,和真が怖がっているんだろうと思った。
((ちょっと、悪戯しちゃおう……))
片づけが終わった後,さちと一緒に和真を驚かすことにした。
「「和真,さちがいないの!もしかしたらこの鏡に入ってしまったのかも!」」
すると,和真はガタガタと震え出し,その場にうずくまってしまったのです。
「「ウソウソ!ここにいるよ!」」
廊下の角に隠れていたさちが出てきて,和真に謝った。
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