小さいパック牛乳をコンビニで買ってその中に欠片を入れて持っていく
鈍痛と未だ血が止まらないのを感じながら電車に揺られ
ふと目線を上げる
昼下がりの陽光に照らされた町並みで
電車に手を振る人がいた
いや、人じゃなかった
虫のような細さでありながら
鱗が生え、
しっかりとした硬さを感じさせる
鳥のような足
胴体は使い古された雑巾のような布と、
巻き付いたロープのような
ヌメヌメとした蛇の体が巻き付いた隙間から
腐った内臓のようなものが覗いて気色悪い
振られる手は生気がなく骨だけのような
人間の手
顔はグジュグジュと膿んだ皮膚を
無理やり曲げたような造形に
人の不幸を心のそこから笑うような
心底性格の悪い
邪悪な笑顔が貼り付けられていた
最も気味が悪いのはその姿形でもその笑顔でもなくて
“なぜ、
この話は怖かったですか?
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