正面でご飯を食べていた友人が異変に気づく
「おい、どうした?」
口を抑えてトイレを指差しトイレに駆け込む
洗面台の鏡の前で
鈍い口内の痛みを抑えるようにゆっくりと口を開く
咀嚼途中のカツサンドと血が混じった口内を舌と指でまさぐる
前歯から肌をすべらせて
「ここは大丈夫、ここも大丈夫、ここも」
そう確認しいく次には、本来あるべき硬質ではなく空白があった
歯が欠けている
赤とピンクに茶色、白と緑がグチャグチャの中に欠けたものと原因を探る
舌先に触れた硬質な白片を人差し指で掻き出し親指と共に摘みあげる
もう一つ、奥の混合部の中にあった、やけに固くてザラザラとした欠片も同様に取り出す
1つ目は言わずもがな折れた歯だった
しかし2つ目は
カツサンドに混入しようはずもない
石の塊
正に薬指の先ほどの大きさの
軽く口を濯いで友人に謝罪と残りのカツサンドの処理を頼んでから保健室に行く
「あー…これは完全に折れちゃったねー
ここじゃ出来ること無いから帰りに歯医者行きな」
そう言われるだけで帰される
校門前で歯医者に連絡を取る
電話で、
「欠けた歯を乾燥させないように牛乳や生理食塩水に浸けて持ってきて」って言ってたけど、(既に欠けた歯はティッシュに包んでたからちょっと乾燥して厳しいかもなー)
なんてどこか冷静に思いながら
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