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妖怪・風習・伝奇

DYNAMITE..さんによる妖怪・風習・伝奇にまつわる怖い話の投稿です

学校カラ帰レナイ…
短編 2026/04/16 22:14 92view

放課後,図工室では夏美と恵理が絵を描いていた。

「「今日はもう遅いから,お終いにして帰りましょう」」

そう言うと先生は,教室から先に出て行ってしまった。

2人も急いで片付けをして帰ろうとした時……,

「「ねっ,恵理!あ,あれ見て!」」

夏美が指を指す方を見ると,真っ暗なはずの廊下の奥が,ボワッっと青白く光った気がした。

恵理が目を凝らして見つめると,なんとバレーボールくらいの大きさの光が,フワリフワリと,浮いている。

「「なんだろう?」」

その光の玉は,時々消えながら,ゆっくりと近寄ってくる。

「「どうしよう。こっちにくるみたい!」」

怖くなった恵理は,夏美にぎゅっとしがみついた。

光の玉は2人の周りをゆっくりと回ると,スーッと図工室に入った。

そして,奥にある準備室の扉にぶつかって,消えてしまった。

「「私,ちょっと見てくるね」」

「「えっ?や,やめなよ!危ないよ!」」

図工室に戻ろうとする夏美を,恵理は必死で引き止める。

しかし,夏美は恵理の手を振り解いて,図工室に入ってしまった。

夏美の様子は少しおかしく,まるで光の玉に誘われているようだった。

「「あ……あたし,どうなっても知らないんだからね!」」

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