「あ、スイマセン、先輩に怒鳴っちゃいましたw」
「・・・いやでもさ、私も銃を学んだのって、15~6歳の頃で、アメリカのフォートブラッグにいたんだけど、もう連日射撃射撃、銃の分解・メンテとかやっててさ、その時に45口径のナインティーンイレブンをよく扱ってたんだけど、もうね、弾速が遅いの。なんならバットで打ち返せるわってくらい遅くてね」
「マジで言ってますか先輩」
「マジよマジ。でもなんか最近は米軍でも弾速の早い拳銃とかライフルとか使われるようになってきてね、少しはマシになってきたかなぁって思うよ」
「ふ~~ん、そんなもんスかね~~・・・避けるって・・・・・・たぁぁぁ!!」
九郎はハガキを手裏剣のようにして朽屋に投げた。
「イタッ!!」朽屋のおでこにハガキが命中する。
「ぜんっぜん避けられてないじゃないっスかぁぁぁ!!」
「いや、今は本気出してないからっ!!」
そんなわちゃわちゃした、ぜんぜん仕事が進まない残業であったが、
その編集部に、突如来訪者があった。
「クッチャルコ サンハー イマスカ?」たどたどしい日本語で叫ぶ兵士。
「!!」ハガキ選びの手が止まる朽屋。
「うわっ、またあの米兵来た!」驚いて朽屋の方を見る九郎。
朽屋を見つけた兵士は、ビシっと指を差し、こう命じた。
「ユー、ワシントンへ、トベ」
「ええ~~~~~なんの用だよ、今度は~~」
「The President wants you. Now!!」(大統領がお呼びだ、今すぐ!!)
「大統領!?・・・ズランプ大統領が?」
「姐さん、お達者で・・・帰ってきたら今度こそ焼肉食べに行きましょうね」
悲しみながらお見送りする九郎。
「呪ってやるズランプ~~~!!」夜の編集部に朽屋の叫びがこだまする。
(「・・・へーっショ~~・・・畜生~~」 遠くワシントンの地でくしゃみをするズランプ)
朽屋はそのままハンヴィーで横田基地へ連行され、米軍のC-17輸送機に乗り込み、一路ワシントンへ向かった。
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【 ホワイトハウス・ティーパーティ 】
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Manaです。自分で書いてて一番楽しい、朽屋瑠子シリーズ。今回は今年初めに大事件の起こったベネズエラを舞台に、朽屋の活躍を描いたものなります。少年と絡むことで、オネショタ好きな界隈には受けたかもしれないですね。途中から登場のミゲル隊長は自分の中ではランバ・ラルのイメージです。
ところで、自分的に一番ショックだったのが、これを書いてる最中にアメリカがイランを攻撃しちやって大変なことに・・・せっかく最新の戦場を描こうとしたのに、もう古くなってしまいました。
現実の方が物語より早いし、そんなシナリオ描けません。
まさかトランプさん、エプスタインとかから目をそらしたくてこんなことしてんじゃないでしょうね~なんて思ったり。
一応物語はフィクションということで、お楽しみいただければと思います。
・・・それでは、チャオ。