無事にそれぞれの自宅へと戻った私たちはすぐに休んだ。その後、数日間は連絡を取り合わなかった。
数日後、AからグループLINEに、集まろうと連絡があった。
都合のいい日に久々に集まり、顔を合わせると少し懐かしさを感じた。
「久々だな、悪いな、いきなり。」
「どうしたんだ?」
スマホを操作し、私たちの前に差し出した。
スマホの画面には数分の動画が再生されていた。
数秒後、
「うわー!」という叫び声が聞こえてきた。
あの日、Aを探しに行った私達に電話をかけようとしたらいきなり私達の叫び声が聞こえてきて、誤操作で動画録画になってしまったそうだ。
Aが静かになるように合図した。すると、
ツメタケレバ、アタタメレバイインダ
という女性の声が残されていた。
その後の動画は変わらず真っ暗な状態。
ほどなくして、街灯の近くで燃えてるモノを見つけたであろうあたりで、
アツイ、アツイ、アツイ、アツイ、アツイ、アツイ、アツイ、アツイ、アツイ、アツイ
という声が聞こえて録画が終わっている。
濡れていた服、燃えていた服、女性、あの施設で何があったのか、未だにわからない。
そして、1番の謎はAがなぜあの動画を削除しないで残していたのか…私には理解できない。
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