ツメタイ、ツメタイ、ツメタイ、ツメタイ、ツメタイ、ツメタイ、ツメタイ、ツメタイ…
とA4用紙が埋め尽くされるほど書かれていた。
全員が固まり、全身に寒気が走った瞬間、
ツメタイ
どこからともなく女性の声が部屋中に響いた。
「うわー!」
「ヤバい!ヤバい!」
それぞれが言葉にならないことを叫びながら走り出し、建物から飛び出した。
車の場所まで無我夢中で走り、なんとか辿り着いた。何度も転んで、何を叫んでいたかなんて覚えていない。
車内に入り、少し落ち着くとAの姿がなかった。
「お、おい、Aは?」
「は?いねぇじゃん!あいつ、どこ行ったんだよ…」
すぐにでもその場から離れたかったが流石にAを置いていくわけにはいかない。
建物の前まで恐る恐る行き、
「おーい、Aー」
「Aー!帰るぞー!早く来い!」
建物の中に叫んだが物音一つしなかった。
「外には出たんじゃねぇ?」
そんなことを話してると、建物内から何かが聞こえてきた。
全員に緊張が走った。
「あはは!なんだー!そうかー!あははは!」
聞き慣れた声に反応し、
「A!早く来い!」
そう言うと中から知らない女性がゆらりゆらりと笑いながら歩いてきた。
確かに声はAに間違いない。全員、それを見た瞬間走り出した。
車に戻るとそこにはAの姿があった。
「お前ら!どこ行ってたんだ!早く鍵開けろ!」
Aを探しに行ってたと説明したかったがそんなのはどうでもいい、早くこの場から離れようと車を走らせた。
車内にはそれぞれの荒れた息だけが聞こえていた。
そして、来る途中に立ち寄った街灯のとこに何かあると誰かが呟いた。
ふと目をやると、服を置いた場所から何かが燃えてるようだった。
そんなの確認するわけもなく横を通り過ぎた。
すれ違いざまに服を見ると確かに燃えていた。




























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