─同じだ。
幼い頃、あの建物のことを尋ねた時の父の反応と。
すると
カラカラカラーン
入口の扉が開く音がした。
何気にそちらに視線をやり、ハッとする。
扉の前に白ワンピースの男が立っている。
白ひげを顎下まで垂らしたその老人は、両手に銀のお椀を大事そうに持っていた。
そして無表情のまま声を出す。
ほーどーこーしーを~~~~
ほーどーこーしーを~~~~
するとマスターが焦った様子でカウンター奥まで走る。
しばらくすると何かを乗せた皿を両手に持ってワンピースの男のところまで行った。
皿の上には野菜や果物がてんこ盛りされているようだ。
マスターはそれらを一個一個、銀のお椀に入れていった。
そして全てを入れると深々と合掌する。
すると男は「あーりーがーたーやー」と言うと、店を出ていった。
※※※※※※※※※※
私は店を出ると車に乗り、再び山へと向かう。
左がガードレール右が山林という片側一車線の山道を走り続けた。
どれくらい走った頃だろう、右前方におかしな大木があるのに気付く。
まるでペンキで塗ったかのように真っ白な木。
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