否定したはずのもの

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三、調査・研究案について

・原因究明は人類の知的責務である
・しかし、調査要員の安全を確保する手段が存在しない
・既に複数の無人機が失われている

結論：現時点では不可能

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【最終決定】

本件は当面、

・破壊せず
・接触せず
・公表せず

経過観察とする。

記録は　極秘機密指定　とし、
当該事象は「原因不明の事故」として分類する。

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【補足記録】

会議終盤、

当該宇宙船の現在位置が報告された。

軌道は安定しておらず、
明確な目的地は存在しない。

ただし、
どの星にも向かっていないとは、
誰も断言できなかった。

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【備考】
我々にはまだ時がある、本件に於いては慎重に対　　　　　応すること。
　以上