死んだお婆ちゃんと会話をしていた不思議な話
投稿者:一八 (66)
今から1年ほど前、私が実際に体験した不思議な話があります。
ある日、私は仕事が終わり電車に乗って家の最寄り駅に着きました。
家は歩いて10分ぐらいの場所にあります。
のんびり歩いて帰ろうとすると、1人のお婆ちゃんが地面に座っているようです。
年齢は、75歳ぐらいで小柄なやさしそうな女性です。
「お婆ちゃん。どうしたの?」
と、私は声を掛けてみました。
すると、お婆ちゃんは言います。
「あのな、ちょっとお腹の調子が悪いんよ。」
私は携帯から救急車を呼んであげる事に。
数分後、救急車がやって来てお婆ちゃんは病院へ行ったようです。
その後、私は歩いて家へ帰ります。
1週間後、いつものように会社が終わり最寄り駅に着きます。
歩いて家へ向かっていると、あのお婆ちゃんが地面に座っているのです。
「お婆ちゃん。前の人だよね。」
と、私は声を掛けてみました。
すると、お婆ちゃんが言ってきます。
「ああー、前救急車呼んでくれてありがとう。あの後、私は病院で入院してたんよ。胃潰瘍だったらしく治療で治ったよ。」
そう言うと、私にお婆ちゃんは財布から1万円を出してきました。
「いいよ。いいよ。」
と、私は断ります。
しかし、お婆ちゃんは命の恩人だから受け取ってとポケットに入れてきました。
私は、仕方なく1万円を貰う事にしたものです。
2日後、家の近くを歩いていたら1人の男性が話かけてきます。
「あのさー、あんたお婆ちゃんと話してたろ。あれ、俺のお婆ちゃんなんよ。」
と、言ってきます。
そして、次に驚く事を言ってきました。
「それでさー、お婆ちゃんとっくに死んでるんだ。1か月前に、胃がんで死んだんだ。」
と、教えてくれます。
「ええー」
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