これは私が高校生だった時の話です。
私には三つ下の弟がいて、よく一緒に遊んだり話したりするほど仲のいい姉弟でした。
それは、弟と部屋を別にしてから数週間経った時のことでした。その日は部活が長引き外は暗くなっていました。
自分の部屋に入ろうと二階へ行ったら、弟の部屋のドアが少し空いているのに気付きました。弟はまだ帰っていないようで、「朝、閉め忘れたのかな」と思いあまり気に留めませんでした。
疲れたから寝ようと自分の部屋のドアを開けると
ドン
ドン!
と弟の部屋のドアが閉まり、変な音が中から聞こえました。
私は一瞬驚きましたが部屋の構造上、私の部屋の閉めると弟のドアも閉まることがよくあり、その拍子に何かに当たって太鼓のような音が鳴ってしまったのだろうと思い、特に気に留めることもなく自分の部屋に入りました。
私は部活の疲れから自分の部屋に入るや否やベットに飛び込み目を閉じました。
すると弟の部屋とは反対側の母の部屋の方からテレビの音が聞こえてきました。
『昨日午前10時ごろ、T市の高校に通う女子生徒が、自宅で惨殺体となって発見されました。
警察によると、数十ヶ所に及ぶ刺し傷と現場に置かれていた黒いサイコロから、数週間前から同市近辺で起こっている連続女子生徒殺害事件の犯人と同一犯である可能性が・・
まだ犯人は捕まっておらず・・・』
T市は隣町でその高校も部活の大会で何回か対戦したことはありました。
すぐ近くに殺人魔がいることにゾクっとしました。すっかり目が覚めてしまった私はベッドでごろごろしながらTwitterを漁っていました。
しばらくスマホをいじっていたら…….
ガラガラ…
コツ…
と母の部屋のほうから誰かがベランダから入ってきたような音がしました。
母の部屋はベランダに繋がっているので母が洗濯物を取り込んだのかなと思いましたが、革靴のようなコツ…という音が気になります。
部屋の中を靴を履いたまま歩き回ることは普通ありえません。
とすると…知らない人が…入って来た?
さっきのニュースを思い出します。「さっきテレビで犯人はまだ捕まってないって…」
すると壁の向こうの “誰か” は母の部屋のテレビを消し、部屋のドアを開けて私の部屋の方へ歩いて来ます。
私は恐怖のあまり、ベッドで丸くなって(…来ないで…お願い…来ないで!)と願っていました。
するとその”誰か”は私の部屋を通り過ぎ階段を降りていきました。
私はホッとして強ばった体をほぐしていると





























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