少し動揺したのですが、また明るくなりました。
そして何気に入口ドア上部にある柱時計に視線をやった途端、またゾワリと背中に冷たいものが走ります。
時計の針が4時44分を指しているのです。
その時、私の脳内にショウタの言葉が響きわたります。
─さっき、「1:11」だっただろう?
まあ偶然にこのタイミングで見ることはあるんだけど、この後「2:22」そして「3:33」
最後は「4:44」まで見ちゃうとヤバイ!
私は次に起こるかもしれない恐ろしいことに備えて、震えながら身構えます。
するとポマードの香りがサッと鼻を掠めました。
【了】
この話は怖かったですか?
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