これは私が3年前に体験した話です。
当時の私は、気になっていたゲームがあったのですが、そのゲームはかなり昔に発売されていた物で、今ではかなりの額になるものでした。
お小遣いで買うにしても何ヶ月も待つのなんて無理だと思った私は、バイトの求人サイトで、何か簡単にできて高額のバイトとかないかと探していると、一つ不思議なバイトが見つかりました。
そのバイトの内容は
9月16日に6時間映画を見てもらうバイトです。
バイトをする場所は◯◯県△△市の××山の山奥にある山下という者の一軒家です。
6時間映画を視聴してくださるなら9月16日中のいつ頃でもいいです。
面接はなしで応募して当日来てくださればいいです。
お菓子、ゲーム等持ち込み可。
交通費はこちらが出します。
給料は10万円で、映画の視聴を終えたらお渡しします。
というどう考えても甘すぎるものでした。
しかし、どうしてもお金が欲しかった私は、バイトをする場所が近場だったこともあり、迷わず応募しました。
そしてバイト当日、私は13時ごろに何とかバイトの場所に着きました。
そこは、息を呑むぐらい大きい白い一軒家で、私は思わずやば、、、と言っていました。
とりあえず、家に入らないとどうにもならないので、玄関に行き、インターホンを押し、すいませんと声を掛けると、「入ってください」と綺麗な女性が応じてくれました。
早速中に入って、手を洗うと、先ほど応じた女性が自分がここの家主でバイトの求人をした山下であるということと、映画を見るのはリビングであるということを私に伝えました。
そして、私はリビングに置いてある椅子に座るように言われたため座ろうと、目を置いた瞬間、恐怖でひっと言っていました。
その椅子には不思議な赤い模様がびっしりと描かれていたのです。
しかし、そんな私に対して山下さんは、
早く座れよ!おい!言われたことすらできないのかよお前は!ふざけんなよ!ほら早く座れよ!
と、凄まじい形相で私に叫ぶように言ってきました。
そんなことを言われた私は、今更このバイトがやばいということを理解しましたが、目の前にいる山下さんへの恐怖から仕方なく座ることにしました。
そうすると、山下さんは急に穏やかになって、私の前にあるテレビを操作してdvdを再生しました。
そして、再生されたものを見た瞬間、私は何でこのバイトを応募したのだろうと激しく後悔しました。
だって、目の前で再生されている映像は
山下さんが、私が座っている椅子にあるのと同じ模様で囲んだ骨に向かってひたすらお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さん戻って戻って戻って戻って戻って戻って戻って戻って戻ってと叫び続ける
という、誰が見ても正気の沙汰とは思えないものだったのです。























怖ぁ