それからというもの、俺はずっと罪悪感に苛まれていた。
それである日、あの河原に足を運ぶ。
せめてもの供養のために、、、
机の上の写真は、その時のものだ。
兄貴も気付いたと思うが、俺の背後に女が写っている。
多分ともみだろう。
下流の河原で発見された時のままの姿で写っていた。
それからだ。
たまに夜になると、誰かが玄関ドアをノックするようになったんだ。
ただドアスコープを覗いても、誰もいない。
初めはいたずらかと思って、放っておいた。
でもやがてあることに気付き、俺はゾッとする。
玄関ドアがノックされるのは決まって金曜日。
しかも午後8時なんだ。
それはともみが俺のアパートに来る曜日と時間だった。
それである日勇気をだしてドアスコープを覗いてみたんだ。
でも誰もいない。
それでドアを開けて、左右の薄暗い渡り廊下を確認してみた。
そしてゾクリと背筋が凍り付く。
そこは右手に伸びる渡り廊下の先。
薄暗い片隅に女が立っていた。
ともみだ。
俺は恐ろしくてすぐにドアを閉めてから、部屋に戻る。
それからも金曜日ごとに毎晩、ともみは現れた。
しかも少しずつ少しずつ、この部屋に近づいてくる。
そして3週目の金曜の夜いつもの通りノックがあったから恐る恐るドアスコープを覗いた途端、全身に戦慄が走った。
目の前にともみが立っている。
あの溺死した時のままの顔で、、、
許してくれ許してくれと、何度もドア越しに叫んだ。
だがともみは翌週も現れた。
そしてとうとう
























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