なんだ?
何かおかしいぞ
と思ったが、しかし、特に何かできるわけではなかった
そのまま部屋に戻った
昨日と同じように班のみんなと女子部屋に行くかどうかで盛り上がる
どこにでもあるような日常
変なことなど起きるわけがない
しかし、それはその日の深夜に起きた
「なあ、屋上にいかないか」
声が聞こえた
目を開けると辺りは真っ暗だった
他の班はみんな寝ている
時計を見ると午前の2時半だった
確かに声が聞こえた
だが、昨日の声とは違っていた
Aの声だった
だが、Aは別班だ
ここにいるはずがない
聞こえてくるはずはないのだ
目を開けて周囲を見てみたがやはりAはいない
寝ぼけていたのか
しかし、確かに・・・
「なあ、屋上にいこうよ」
「わっ!」
今度は耳元で聞こえた
やはりAの声だ
間違いない
これは勘違いなんかじゃない
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