31年前の事件の噂

私が最も多く聞いた噂は3の「真実・真犯人不要説」です。
「刑事らしき男たちが居酒屋の隣のテーブルで『あんな手紙(冤罪を匂わせる怪文書が各所に届いていた)が出回らなきゃAをぶち込んで終わりの楽な仕事だった』とぼやいていた」
「地元のS大学助教授が『事件に使われた物は一般家庭では作成不可能』と生徒に話したところ、大学上層部経由で県警から『地位が惜しければそれ以上しゃべるな』と圧力を掛けられた」
「A氏を誹謗中傷するような記事をマスコミが書き、その後マスコミ関係者からの謝罪が全くなかったのは、警察関係者がマスコミに金を渡して捏造させたからだ」
等の噂を覚えています。

他にも細部の異なる噂を聞きましたが、その噂のほぼ全てに共通していたのが「冤罪は故意であった」という点です。

よくこの事件の事を話していた趣味仲間の先輩は、

「だってさ、あんな事件、普通の警察が真面目に捜査すりゃあっという間に解決するだろ？わざと濡れ衣着せたって考えなきゃ、ここの警官上から下まで全員ずくなしで救いようの無いくらい馬鹿で無能な税金泥棒集団ってことになっちゃうよ。一応は治安維持組織なんだから、そうは思いたくないよ」

と語っていました。