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Flounderさんによる都市伝説にまつわる怖い話の投稿です

31年前の事件の噂
短編 2025/06/27 22:31 2,761view
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今から31年前に起きた有名な事件に関する、地元の噂です。

某団体が起こしたその事件と、当時の警察の失態については地元では今なお語り継がれています。

世界初の手口で行われた大事件という点でも有名ですが、地元民の間では「A氏」に対して起こった冤罪事件の方を重く見ている人が多いです。

これから記述する内容は、あくまでも教師や親族、趣味仲間の先輩などから聞いた「噂のまとめ」です。

『県警出入り業者の○○から聞いた』
『駅前の飲み屋で警官達が話していたのを盗み聞いた』
『警官になった教え子(又は先輩)の××がこっそり教えてくれた』
など、出処がはっきりしない上に無責任な、陰謀論的な噂を私が纏めただけです。

内容の全てが事実と大きく異なる可能性もあります。ご了承ください。

地元民の間で語られる噂の多くが、「A氏の冤罪は県警が故意に起こした」という説です。
そして、その節は主に3つの主張に分けられます。

1.K県警忖度説
本事件の5年前に起こった「別の重大事件」は、某団体の関与が強く疑われていました。
その事件が起きた地域のK県警は、その時に未だ事件を解決できていませんでした。
「都会のK県警が逮捕できなかった某団体関係者を、田舎の県警が捕まえてはいけない。都会の県警のメンツを田舎者が潰すことは許されない」という考えがあったといいます。
そこから、「とにかく某団体と関係ない人物を犯人に」という圧力が県警上層部から掛かったとも噂されています。

2.公安部忖度説
当時、既に某団体は警視庁公安部に目を付けられていたと言われています。
「田舎の県警が警視庁の狙っている獲物を横取りすることは許されない」という、K県警忖度説に似た考えがあったのではないかと言われています。
その際、「某団体関係者を油断させるため、スケープゴートを仕立て上げろ」と県警上層部から指示があったという噂があります。

3.真実不要・真犯人不要説
「昭和の拷問王」「冤罪王」と言われた警察官「K」をご存じの方は居ると思います。
彼の捜査方法と思想、つまり自白偏重主義は2025年現在も日本警察内に強く残っています。
自白偏重主義が高じ、『自白を(脅してでも)取れればそれで犯人確定、自白した奴が真犯人じゃなくても何一つ問題はない。警察が犯人だと言えば犯人になる』と、一部の層が『権力(警察)至上主義』の様な選民思想に近い物を持っているのだという噂を耳にしたことがあります。

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コメント(3)
  • 斬新!

    冤罪も怖いね

    2025/06/28/02:10
  • 税金寄生虫警察にならないで警察さん!

    2025/06/29/17:37
  • あーあれか
    松◯サ◯ン事件か?

    2025/07/05/11:13

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