きっかけは
毎日昼に行くコンビニの書籍コーナーだったな、、、
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いつものストリートファッションできめ、毎週楽しみにしている週刊誌の連載漫画を立ち読みしていると、なんとなく背中に気配を感じ肩越しに振り向く。
そしてドキリとした。
会計カウンターに立つ若い女性店員がじっとこっちを見ているのに気づいたんだ。
新人さんかな?
初めて見る子だった。
縦じまの制服姿をした二十くらいの色白の女性がパッチリとした可愛い目元を緩ませて、ニッコリ微笑んでいる。
いきなりの緊急事態にうろたえ慌ててとりあえず雑誌の方に視線を落とすと、軽く深呼吸をする。
━待て待て待て
落ち着け!
落ち着け、ぼく。
これは偶然だ
単なる偶然だ
そう自分に何度となく言い聞かせてなんとか気を鎮めると、雑誌を棚に戻し何事もなかったかのように店を後にした。
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翌日は晩御飯の後、あのコンビニに行く。
レジには、やはりあの子がいた。
隣には店長らしき中年の男が立ち、何やら彼女にヒソヒソ耳打ちしている。
適当に雑誌を手に取り開くと、紙面を眺める。
しばらくするとまた背中に視線を感じたぼくは恐る恐る肩越しに振り向いた。
この話は怖かったですか?
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こわかったよー 。学校のタブレットでみてます。
コメントありがとう
━ねこじろう
こわいです
私もタブレットで‥