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呪い・祟り

漁師スープさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

祈り
短編 2025/03/14 16:34 4,100view
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私はフリーターなのだが

家から少し遠いところにある薬局のアルバイトへ

毎日車で通っている。 

なぜわざわざ遠いところで働くのかと言うと

薬局の店長が私の先輩の友人で

その紹介で働けることになったからだ。

恩義のためにしかたなく足を伸ばしているということだ。

それでも、車の運転は好きだったし

ガソリン代もキチンと支給されるため

実際のところは、私は毎日楽しく通っていた。

紹介してくれた先輩は地元の不良なのだが

私がお世話になったこの薬局の店長も

思った通り元不良だった。

店長は悪事で一度逮捕されたことをきっかけに更生し

出所後は薬局で品出しのアルバイトをして食いつなぎながら

資格勉強を始めたそうだ。

やがて、登録販売者という医薬品の販売に必要な資格を取得し

数年間のアルバイト経験を経て店長職へと上り詰めた、まさに現場叩き上げの店長だった。

私が今でもこの仕事を続けられているのは

そんな店長の人間力や経験に惹かれたことが大きいのだろう。

そんな中で、とある夏の朝

通勤中にふと、ある事に気が付いた。

いつもの踏切で電車が過ぎるのを待っている時

毎日同じ車が自分の後ろに着いてくるのだ。

最初はさすがに怪しいと思ったが

すぐにストーカーの疑惑は晴れ去った

バックミラーでどんな人なのかを確認すると

おばあちゃんと孫であろう男の子が座っていたのだ。

男の子は戦隊ヒーローのポーズをして

楽しそうにおばあちゃんに話しかけている。

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