最近4日連続で見ている怖い夢があるんだ、
聞いてほしい。
俺は家のリビングでぐーたら寝ていた。
不意に目が覚めて、家に誰もいないのを確認する。
父と母がいない。静かな家の中で
あくびをして起き上がる。
俺は律儀に日光を浴びようとカーテンを開けた
カーテンの先は家の庭で、そこには父と母が
二人して立っていた。
2人は無表情で声も発さず口をパクパクさせる。
するとそのままスーッと足も動いていないのに
2人は浮きながら俺の方へと来る
俺と2人の間には窓ガラスがある、なのに俺は
ーーあ…これだめなやつだ…ーー
そう思った瞬間。
カーテンが力強く閉められた。
「あ、おかん…!」
「いやぁ〜、危ないとこやったわぁ」
「大丈夫かぁ?」
カーテンを閉めたのは母だった。
父も心配する様に話しかけてくる。
ここに2人がいるということは
やはり外の2人は偽物…。
「あ〜こわっ!助かったわ!」
「あんなん見たらすぐ離れや?」
俺は途端に安堵する。
「ほんま怖いわ…おばけなんかな?」
「ん〜、どうやろな」
「ほんま怖いわ…お祓い行こうやぁ〜…」
「今日はカーテン開けられへんなぁ…」
「なぁ、あいつらってなんなん?
何者なんかなぁ?」
カーテンを閉めた、親がそばにいてくれる。
その安心感で安堵しながら親にそう言った。
すると同じ部屋の中にいる父と母はこう言った。
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