狂った家族
投稿者:きのこ (21)
弟が口を半開き、目を目一杯見開いていた………
「あ………あぁ」
両親がおかしくなって、弟まで……
徐々に弟の目が左右逆を向いていくのを見て、俺は玄関に走った。
なんなんだ!!なんなんだ!!なんなんだ!!
玄関から外に出る前、チラッと居間が目に入った。
両親がこちらを向いて立っていた。
やはり目は左右逆を向いていた……
全速力で人が通りが多い場所まで走った。
その後、少し息を整え、携帯で職場の一人暮らしの先輩に事情を話し、先輩の家に行った。
先輩は霊とかお化けが見える人で、普通だったら理解不能な自分の話を真剣に聞いてくれた。
先輩「そうか……よし、明日知り合いの寺に行ってなんとかしてもらおう。今日はまず休め。お前ひどい顔してるぞ」
その日は先輩の家に泊まった。
一睡もできなかったのは言うまでもない。
次の日、先輩は夜勤、俺は休みだった。
朝6時、先輩の家から車で30分くらいの寺に連れて行ってもらい、そこの住職に前夜のことを話した。
住職「わかりました……大変だったでしょう。憔悴しきっている……」
自分の顔を見て、住職は心配そうに言って下さった。
その後、「そのままではいけない」と言われ、先輩と住職と自分の三人で家に戻ることにした。
家の中は地獄だった。
父は両腕、両足から血をダラダラ流しながら、居間と廊下を歩いていた。
居間の隅には、血の付いた包丁が数本捨ててあった。
「あと2往復したら、右足の血管を……
あと3往復したら、二の腕の血管を……」
ブツブツと独り言を言っていた。
母は風呂場にいた。
満タンに水のはった浴槽に自らの頭を突っ込んで、出てを繰り返していた。
自らの手で頭を押しながら…
「あはは がばっ あはは がばっ あはは がば
死ぬ手前!!!死ぬ手前!!!死ぬ手前ぇええええええええええ!!!」
投稿者のきのこです
裏技見つけました!
話を投稿する時、
前回の投稿から30分あけてから投稿してください
と出てくるんですが
待つのめんどくさいですよね?
そんな時は
まず、青いボタンを押すだけで投稿できる状態にする
次に、設定を開いて日付と時間を押し、自動設定をオフにして
また投稿画面に行って投稿する
そして自動設定をオンにする
こうすることで時間を待たずに投稿出来ます