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都市伝説

HiTsUZI1029さんによる都市伝説にまつわる怖い話の投稿です

クネクネウゴクモノ
短編 2024/12/06 18:49 703view

僕は川に行っていた。
久しぶりのS川。僕は有頂天だった。
なにせ川に来るのは実に三ヶ月ぶり、都会で勉強ばかりの僕は月に1回の川を例えれば100万円のように待ち望んでいる。なのに最近はテストの結果が悪いからと連れて行ってもらえなかったのだ。
やっとのことで平均90点を取り、行けることになった。

親に止められるのも聞かずに、服のまま川へダイブ!案の定母はとても怒っていたが僕は最高の気分だった。

そんな時。ふと目に入ったのだ。
「人が溺れている!」

それに気がついた時僕はその人に向かって飛び出した。でも途中で気づいたんだ。

「あれ、浮いてる…」

その人は川の底に浮いていた。言い方がおかしいかもしれないが本当なのだ。その人は水に触れていなかったのだ。
そこからはとにかく恐ろしくて岸へ上がった。そこでは…

なんとその人影..いや、白くてはっきりしない、くねくね動く生き物だった。大体3mくらいのその巨体はその岸の木の生えている所でくねくねしていた。
【怖い。】
そう思った時既に僕は車に向かって走り出していた。
母と弟は呆気にとられていた。
なにか叫んでいただきにせず走って、車についた。

しまった。鍵が開かない。
鍵は母が持っていた。

また全力で疾走して母の元へ。そこには…

2体のくねくね動く生物がいた。
木の近くにも1体、川の方にも1体いる。周りを見渡してみるとそこら中の田んぼにいるんだよ。

母と弟はどうやらくねくねになってしまったようだ。
そこで思い出した。
【くねくねをみた人間はくねくねになる・精神に異常をきたす】

そう考えるとゾッとした。
今の僕は一体…?

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関連タグ: #くねくね#川
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