奇々怪々 お知らせ

都市伝説

サイコマンさんによる都市伝説にまつわる怖い話の投稿です

きさらぎ駅から帰還した女性
短編 2024/11/18 20:09 308view

「Aさんですね?お待たせいたしました。どうぞお乗りください。」

Aさんは叫びながら駅のホームに、逃げ込みました。白装束の人の1人が駅のホームまでゆっくり歩いて入ってくるが見えて、Aさんは駅の線路に降りて、線路を渡って走り続けたそうです。

無我夢中で走り続けて30分くらい走ったでしょうか。やがて先が真っ暗で何も見えないトンネルがあったそうです。

きさらぎ駅でのお話では
ネット掲示板でも、よく線路を渡って歩き続けたらトンネルがあり、「そこに入ってみる」と書き込みがあってから、それ以降その人の書き込みが途絶えるそうです。

しかし、Aさんはそのトンネルには入らずに引き返したそうです。
どうして、引き返したのか?

Aさんには見えていたそうです。

トンネルの真っ暗の中で、Aさんを待ち構えるように伸ばした無数の白い手が。

Aさんはやがて

また、きさらぎ駅のホームに戻ってくることができました。

もう、白装束の人はいなかったそうです。

とにかく今いる場所が怖く
Aさんはベンチに塞ぎ込み、ただひたすら電車が来ることを願い待ち続けました。

体感的に1時間くらいたったでしょうか?
電車が駅に止まったそうです。
しかし、「○○行き」とどこにも書いてなく、どこへ行くかもわからない電車であったため、Aさん本能的に「これに乗ってはだめ」と感じ、その電車を見送りました。

その後も1時間ぐらい起きに、何度も電車が駅にとまりましたが、どれも目的地が書いてなく、ただただ見送りました。

体感的に5時間経過した頃でした。
ようやく、「○○行き」と、

知ってる駅名が書かれた電車が駅にとまりAさんは、その電車に乗り込みやがてその駅に、到着して家に帰ることができたそうです。

辺りもすっかり朝になっていました。

Aさんは家に入り
「ただいまぁ~。ごめん連絡しないで、こんなに帰りが遅くなっちゃって。誰かいる~?」

といって入っていくと
仏壇の前で座ってるお婆さんがいたそうです。

Aさんは、父と母と祖母の4人で家に暮らしていたため、Aさんは祖母だと思い声をかけました。

「お婆ちゃんただいま~いや~終電逃してすっかり遅くなっちゃったよ」

すると、そのお婆さんは振り返りAさんの顔をみて

「Aなの!?Aなのかい!?」
と目を見開き驚いた顔をしてAさんを見つめていたそうです。

2/3
コメント(0)

※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。

怖い話の人気キーワード

奇々怪々に投稿された怖い話の中から、特定のキーワードにまつわる怖い話をご覧いただけます。

気になるキーワードを探してお気に入りの怖い話を見つけてみてください。