起きられなくなる夢

これは
私がまだ、小学生の頃のはなしです。

その頃はまだ、テレビでも心霊系バラエティ番組が毎年やってたこともあり、そういった番組が好きでよくみていました。

その中の１つに
夢の中で、無数のタンスが置いてある和室に立っていて、目の前で必死に何かを探しているお婆さんがいて、

そのお婆さんに何を探しているのか声をかけるとお婆さんはこちらに振り返り「私の指を探している」と小指が千切れた手をみせてくるのです。

そして、一緒になって指を探して見つけらるまで二度とその夢から目が覚めない。

という話がありました。
そして、この話を聞いてしまった人は3日以内にその夢をみるそうです。

私はその話とテレビの再現VTRが印象に残り、意識しすぎたのかその呪いなのか、その日の夜

夢の中で
テレビのVTRと全く同じ無数のタンスがある和室立っており、目の前で何を必死に探しているお婆さんがいました。

そして、同じように
指を探していることと、小指が千切れた手を見せつけられました。

私はとりあえず
一番近くのタンスの引き出しを開けたらタンスの中には指がでてきました。どういうわけか、どうやら私は、一発でアタリの引出しを引いたそうです。

そしたら急に真っ白な空間に私はいて、気づいたら朝になっていました。

私が怖がりすぎて、私自身が意識してみてしまった夢なのかも知れませんが、もし指を見つけられなかったら起きれたのかは、わかりません。