笑い話
投稿者:田沼縷縷 (3)
短編
2024/11/14
12:26
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かげふみ、かげふみ、わらいもせ
わらって、わらって、くちゆがみ
ゆがんで、ゆがんで、くるいゆけ
くるって、くるって、さいごには
かげなか、かげなか、しずみもせ
えらく気味が悪かったよ。
ちょっと気分が悪くなったかい?
あぁ、じゃああっているんだね、この方法。
ん?あぁ、独り言さ。多くてごめんね、独り言。うふふ。
独り言で他人事だけれども、もうすぐ変わるさ。
唱え終わったみかづきさんの笑い声で意識は飛んだよ。
気づけば家だったさ。
ん?これで終わりかって?
あぁ、まだ続いているんだ。
今も。でももう終わるよ。
私はようやく解放される。
ん?あぁ、さっき「夜に出歩けない呪い」といったけれどもそれは嘘でね、
祀られるほどの呪いがそんなに小さいはずがないだろう?
頭の中で笑い声が響き続けるんだよ。
すっとずっと永遠に。
多分君に移ったんだろうね。
話せば移ると聞いたから試したんだけれど
直接話さずとも、さっきの文を知らせれば移るらしいね。
それはそれは面白いだろう?あはは、あは、
この話は怖かったですか?
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