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ほらりんさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

古びた街灯
短編 2024/10/09 14:45 550view

**古びた街灯**

古びた街灯は、町の片隅に立っていた。その街灯は、もう誰も寄りつかない寂れた通りを照らし続けていた。かつては多くの人々が行き交っていたこの通りも、今では人気がない。街灯の光は薄暗く、まるで過去の栄光を懐かしむかのようだった。

ある晩、ふとした好奇心に駆られた若い男性が、その通りに足を踏み入れた。彼は古びた街灯の下に立ち止まり、その光をじっと見つめていた。すると、突然寒気が彼を襲った。その瞬間、街灯の光が一瞬だけ明るくなり、周囲の景色が変わった。

彼の目の前には、かつての賑やかな通りが広がっていた。しかし、その風景には違和感があった。人々は無表情で、まるで操り人形のように動いていたのだ。若い男性は恐怖に駆られ、逃げようとしたが、足が動かなかった。その時、彼の耳に囁き声が聞こえた。

「ここからは逃れられない…」

囁き声は次第に大きくなり、彼の頭の中を支配するようになった。そして、彼は街灯の下で倒れ込んだ。気が付くと、彼は再び元の薄暗い通りに戻っていた。しかし、何かが変わっていた。彼の周囲には、さっき見た無表情な人々が立っていたのだ。

彼は恐怖に駆られ、再び逃げ出したが、その通りから抜け出せなかった。彼は永遠に、その古びた街灯の下に囚われてしまったのだ。誰もがその通りには近づかなくなり、古びた街灯は今もなお、静かに町の片隅を照らし続けている…

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関連タグ: #人形#声
コメント(2)
  • なんか良い感じですね。こういうの好きです。

    2024/10/10/15:14
  • ありがとうございます。

    2024/10/11/14:06

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