中国で有名な幽霊マンション

点くと「ドンドン」と隣の部屋のドアが叩かれる音が響く。

透明人間が全速力で走ってくるような感じ。では叩かれてる隣の部屋の住人はというと

あれだけ毎晩ドアを叩かれているのに気がついていなかったそうです。

鳥や虫が入って来てセンサーに反応している。と結論を出した管理会社は「監視カメラ」

を非常階段と廊下に取りつけて捕獲の網を警備員室に設置して、「モニターで見つけたら捕獲

するように」と命令を出したのですが、モニターを見ていた警備員が次々と体調不良や

突然来なくなったり、相変わらず住人は夜になると駆け込んでくるので、五人いた警備員

はついに彼ともう一人だけになってしまったそうです。

「俺は門番だからね。モニターとか見ないんだけど」

モニターを見ていた同僚に聞くと、一階のホールに黒い点がみるみる広がっていき

黒い穴になり、穴から人民服を来た人たちが次々と出て来る。すると、他の場所の

センサーライトが反応をし始めて非常階段のセンサーライトが点滅を始める。

まるで幽霊が集団で建物を走り回ってるような感じだ。

「最後は俺しか警備員がいなくなってね。もちろん募集するから来るけど、早ければ

　その日の夜に辞めるし、遅くても３日ともたないんだよ」

住人も次々と出て行き、最後は無人となり「俺は解雇されたんだよ」と言うのが

幽霊マンションの警備員の話でした。