7個目の付箋
『しょうわ59年1月1日(月)
明けまして、おめでとうございます。
今年も勉きょうをがんばります。
お手つだいも、たくさんやります。
わたしは大きくなったら、おいしゃさんになりたいです。パパがびょう気でしんだからです。おいしゃさんになって、わるいびょう気をやっつけます。』
母親の文章
『明けまして、おめでとう!
今年もよろしくね。
愛はたくさん手つだってくれて、たすかります。』
8個目の付箋
『1月5日(木)
今日からママはまた会社です。
ママ、元気なかった。』
母親の文章はなし
9個目の付箋
『1月16日(月)
ママが会社を休みました。
かぜって言ってました。早くなおってね。』
母親の文章は無し
10個目の付箋
『1月20日(金)
ママが今日も会社を休んだ。5日も休んで心ぱい。
あそんでたら、セリザワのおじいさんに会った。
ママのこと、少しだけ話しちゃった。
ゴメンなさい。』
母親の文章
『心ぱいさせてゴメンね。会社はやめます。もう少ししたら、ちがう会社で はたらくから だいじょうぶです。
もうセリザワのおじいさんにも会わないでね。あそびに行ってもいけません。セリザワさんが、ママが会社をやめたことを知ったら、きっと愛と武をママから はなします。ママは愛や武と、はなれたくないのです。ママをひとりにしないでね。』
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怪談を読んで久し振りに涙が出ました。子どもたちのほうが、ずっと魂レベルが高かったのですね。
ええ子達や?
母親の身勝手さにムカつくこれは愛情じゃなく執着。せっかく優しくしてくれたのにどこまでセリザワさんに迷惑かけ倒すねん!と、残念ながら舞さんのように優しい気持ちにはなれんかった。