マッチが売れた少女
投稿者:HPMPラブクラフト (6)
「一つの音色を奏でた後に爆発する、まさに最後の最後に強大な一点の音色、これはステキではないですか?」
女の子のビー玉の様なクリクリした目は、少女をつかむ。が、少女は視線をそらし唇を犬歯で噛み。
少女は批判した。
「そんなもの、ステキでもなんでもないわ」
「どうして?」
「あなたの言う、音色は心を打たないからよ」
女の子は疑問に眉をひそめる。
「それなないと思います。聞く人々を熟したトマトみたいに種と水分を撒き散らして、炎天下の熱と氷の濁流の涙の粒が心を震わすんです!」
「それは、きっと最高のロマンチックがあると思います」
女の子の無邪気な笑顔と反して、少女は後ずさりをした。
その瞬間である。
バタン!!
「やっと、見つけたぞ!爆弾魔!!」
と、さっきの警察官がおばぁちゃんの部屋から飛び出して来た。
「赤い頭巾、怪しいと思ったのだ」
「君たちについて来て、先に潜り込み、お前の祖母は逮捕したぞ!さぁ、観念しろ!お前も逮捕だ!」
意気揚々とした警察官は赤い頭巾を被った少女の前に仁王立ちをして、勝利の笑みを浮かべた。
バタン!!
今度は玄関の方から力強く扉が開いた。
「よう!今日入手したっていう、新商品を買いに来たぜ」
明らかに人相の悪い男が入ってきた。
「な、なんだ、貴様!」
警察官は驚いている。
人相の悪い男も驚き声をあげる。
「な、なに!警察官がいるだと!約束を破ったな!」
人相の悪い男は女の子をギロリと睨みつける。
女の子はアワアワと慌てるが
「大変な事になりました。そうだ!二人共、降参しなければ今ここで、この爆弾を爆発させますよ!」
女の子は何処から取り出したか分からないが、黒い玉の様な爆弾を右手に持って見せつける。
しかし警察官はニヤリと笑う。
「フハハ!そう思って、そこらじゅうにある着火する物と火元は全て捨ててあるぞ!」
その一言に女の子と、人相の悪い男はサッと青ざめる。
「堪忍したまえ!」
カオスwww
こわ
好き