精肉会社の試食バイト
投稿者:rark (32)
短編
2024/01/04
15:23
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「はい。そうですが?」
「あなたは今。○○○○で、試食のバイトをされていますか?」
「はい。」
(ああ。あの事だろうな。)
この時点で、Yさんには検討がついていた。
「落ち着いて聞いてください。あなたが食べていたのは……人間の肉です。」
わかっていた。三日目のあの時、肉の中に入っていたのは、人間の爪だったのだから。
その時点で気づいたはず。だから次の日は、2人まで減っていたのだう。それでも、あの肉を食べたかった。
その後警察官に、なにかの組織が、某王手精肉会社の名前を使って、求人を出ていたこと。あの肉には、中毒性のある薬品が入っていたことを聞かされます。
それよりも。そんなことよりもYさんが今になって怖かったと思うのは、あの時Yさんが、2人の警察官を見て、
「美味そうだな。」
と思ってしまったことが、1番怖いのだそうです。
それ以来、Yさんはあまり肉を食べれず、今もよっぽどの事がない限りは、肉は食べないのだとか。
しかし、あの時食べた肉の味は、今でも忘れられないそうです。
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