ユウガオの花
投稿者:rark (34)
「庭に植えないの?」
と尋ねましたが、祖母は、
「庭にはカスミソウ植えとるけん。花瓶で我慢してくれーな。」
と言って、飴玉を一つ。僕に渡します。
次の日の明朝。まだ日も完全に登っていないにも関わらず、あっちゃんが僕を尋ねてきました。
それから、あっちゃんの両親が来て只事ではない予感がし、僕は祖父母を起こしに行きます。
あっちゃんの両親によると、今朝、あっちゃんの家に、ある物が届いたそうです。
1つは、黒い封筒に入った手紙。
その内容は、このようなものでした。
「拝啓 ○○厚 殿
我らは君を迎へに行かまほしけれど、君は我々にとりてびんなきものを持てり。
されど、定めて君をとこしへに導くために、お迎へに行く。
敬具 道化 二百八十七代列目一同」
翻訳すると、
(私たちは貴方を迎えに行きたいが、貴方は我々にとって不都合なものを持っている。
しかし、必ず貴方を永遠へと導くために、お迎えに行きます。)
という物。その手紙と、もう1つ。
一輪のカンナの花も封筒の中に入っていたそうです。
その話を聞いた途端、祖父母の顔がみるみる青ざめていきます。
すると祖父が、
「道化人や!はよ中山さん(街の住職さんみたいな人?)呼べ!!」
と言って、祖母に電話をかけさせます。それから5分くらい経って、
軽自動車に乗った中年の男と、
助っ席乗った、神主さんのような格好をした人が現れます。
「おい宏和!(祖父の名前)その子らこっち乗せい!」
と、中年の男が言います。すると、助っ席の神主さんは、祖父母の家へと入っていきます。
ところが、
花言葉
ユウガオ⇒夜
カランコエ⇒あなたを守る
カスミソウ⇒夢
カンナ⇒永遠
モリンガ⇒目覚め
キンシャチ(サボテン)⇒儚い夢
助っ席→助手席
カランゴエをわたしたピエロは味方?