病院の奇霊達
投稿者:白と黒の旅人 (33)
長編
2023/05/31
12:11
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「歩けるようになった日にこうやって夜の病院の中歩いてたらあれに追いかけられてねw追いかけられたと言ってもアレの徘徊ルートにおじさんが被ってたみたいだけども。」と言ってた。
彼はこの病院に何を想い、ここに残っていたのだろうか。
退院する日、杖をついていたおじさんにもう一度会ったため、話をしていたところ昼間にも関わらず夜に見た男性は徘徊していた。
明るかったので夜よりは分かりやすかったが多分単純に病棟内を歩くのが好きで昼夜問わずああやっているのかなと思った。
以上が入院中に遭遇した幽霊達です。
トイレの女性とトントロに関しては姿が見えない反面、おじいさんと徘徊してる男性は比較的はっきり見えました。
条件とかはよくわからないです。にしても、トントロ、お前は私に何をて欲しかったんだ……
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先程豚トロを炒めて食べていたよ。
トントロを食べたがる(?)とか麦茶の味だけを消すとか一般的な幽霊とは毛色の違う挙動が面白い
夜の病院は怖いですよね。
私は、見えないので良かったです。
トントロ……私はお前が気になるよ…By投稿者
特に深い意味も理由もないであろうトントロに妙なリアルさを感じますね。
実際、人が死ぬ時って怪談になるような
いかにもな大きな未練とか恨みがある場合ばかりじゃなくて(無論そう言うケースもあるでしょうが)
何か取り留めもない日常の由無し事考えてたら気が付いたら死んでました…というケースも多いのかもしれません。
それはそれで幸せな最期かもしれませんが。
今際の際の残留思念みたいなのがちょっと聞こえた、くらいなものでしょうかね。