【古代人事件】-事件記者 朽屋瑠子-
投稿者:kana (210)
「キミ、朽屋さんを案内してあげなさい」
さっきまで怪訝そうな顔だった受付の人が急に忖度しはじめた。
まぁ手間が省けた。さっそく例の「黒い人」が映っているという監視カメラ映像を見せてもらうことにした。
そこには、真っ暗な公園入口付近をウロウロする黒い人物の姿が映っているという。
朽屋はある一点に注目した。
「あぁ・・・ちょいその画面、巻き戻せますか?」
「ん?あぁ・・・」巻き戻される動画。
「そこから!」
動画を見つめる朽屋。
(・・・恐ろしく淀んだ霊力・・・ワタシじゃなきゃ見逃しちゃうね・・・)
満足げに警察署を出た朽屋は、その「黒い人」に襲われそうになったという人物の元へ急いだ。
・・・・・・
「オレ、本当に殺されるかと思ったんですよ~」そう語る会社員の青年。
彼が襲われたのは嵐の晩、深夜残業を切り上げて帰宅しようとしていた時のことだ。
ふと公園の方を見ると、嵐の中、公園に入って行こうとする真っ黒な人物を見つける。
不審に思って見ていると、公園の中にさらにどんどん入って行く。
その時、なぜか背丈もぐんぐん伸びていったのだとか。
その後青年はその不審人物に見つかり、追いつかれそうになるも、寸でのところで命からがら逃げおおせることができ、そのまま警察署に駆け込んだのだという。
実は彼が襲われそうになったという現場と警察署はクルマで5分程度の距離でもあり、
当然、事件発生時には警察もパトカーを出動させて周辺の警戒を行ったらしいが、
結局ナシのつぶてで終わったという。
尚、この一件が会社員によるイタズラでないことは、先の監視カメラ映像のおかげで立証されている。
「じゃあその、黒い人が出たという公園にちょっと案内してもらってもいいですか?」
「ええぇ~~オレ、あの一件からトラウマみたいになっちゃって、あの公園に近づけないっス!!」
「なんだも~大の大人が子供みたいなこと言って~」
「ちょ、ちょっと上、来てください」
朽屋を連れマンション外階段を登る。そして2階踊り場から外を指さす。
「ホラ、ここからまっすぐ、踏切をわたって、交差点を越えて、さらにまっすぐ行くと、
行き止まりになってて、左右に別れてるでしょ? あの右側が全部公園になっていて、
黒い人はあそこからさらに階段を登って公園内に入って行ったんです」
kamaです。
最初、違う作品とくっつけたまま投稿してしまって17ページくらいになっててビビりました。
現在修正して9ページです。よろしくお願いします。
このお話の前日譚として、私の作品「黒くて伸びる人」を御一緒に読まれると、おもしろさも倍増です。また、「事件記者-朽屋瑠子ー」シリーズはこれで三作品目ですので、合わせて読まれると世界観が広がって楽しいと思います。
よろしくおねがいします。
kamaです。
読み返すと改行位置以上とか、誤字脱字や「」で閉じられてなかったりとさんざんで、
何度も編集かけました。読んでる途中の方、読みづらくて大変申し訳ありませんでした。
以後も誤字脱字などありましたらお知らせください。
よろしくお願いします。
あ、9ページから編集して8ページに減らせました。
怖いというより楽しいです
↑kamaです。ありがとうございます。
楽しくて何よりです。
ネタが豊富な先生の事ですから次回作に期待します。
↑kamaです。ありがとうございます。
ちょっとずつ、イロイロ出していきますのでお楽しみに。
これ、最後、クッチャルコさん、やってますねぇ。
やってますよねぇ、コレ?彼と。
楽しく読ませてもらいました。続編が楽しみです。
楽しく読ませた頂いたんですけど 失礼ですが読んでる途中に中二病だt((殴
↑kamaです。朽屋瑠子シリーズはネタ満載でお送りしております。楽しんでください(笑)