小学生時代、夏休みになると毎年父親の故郷、福島の田舎へ帰ることが恒例になっていたのですが、その道中で起きた出来事です。
福島までは、家族みんなでワゴン車に乗り込み、片道半日ほどの時間を費やして神奈川から高速道路を利用して向かうのですが、いつも昼頃に出発して福島に入るのは夜になってしまいます。
高速道路を降りた後は福島の山道を車で走行していくのですが、車一台も通っていない山道なので辺りは真っ暗で不気味です。車から窓の外を見ると暗くて何も見えないのですが、ふと白い物体が見えて、凝視してみると、Tシャツを着た男性が真っ暗な道をとぼとぼと歩いていたのです。そのことを家族に言うと全く気づいていない様子で、自分しか見ていなかったことが判明します。
そのご、無事に田舎の家に着き、何事もなく数日間遊んで過ごしました。そして、夏休みが終わり、今度は行きと同じように山道を車で辿って帰る時のことです。行きの道中で見た白いTシャツの男性がまた同じ道で現れました。「見間違いではなかった」と家族に話すと家族は自分に向かって「誰もいないけど」と話したのです。それを聞いて、あれは霊だったのかと不安な気持ちになりました。
後日、その道のことをネットで色々と調べてみたところ、交通事故が多発している場所だったことが判明し背筋が凍りました。
前のページ
1/1
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 10票
事故で亡くなった事を理解できずに彷徨っているのでしょうか。