田舎のひいおばあちゃん家
投稿者:ナタ (21)
短編
2022/10/25
07:52
1,343view
これは私が、広島県のド田舎にあるひいおばあちゃん家に行った時の話です。
私のひいおばあちゃん家は、とんでもない田舎に建っており、築300年の建物で、周りには家は建っておりません。
子供の頃、そんなひいおばあちゃん家に、毎年夏休みになると遊びに行っていました。
中学生の夏休みに行った時、それは突然起こりました。夜中に目が覚めた私はトイレに行きたくなったのです。
しかしひいおばあちゃん家は築300年とはいえ、元々武士の、身分が少し高めの血筋の人が住んでいた為、かなり広い家でした。そのためトイレの場所も遠かったのです。
田舎の真っ暗な夜の中、廊下を1人で歩き、トイレまでたどり着きました。するとトイレに入ろうとした瞬間、突然赤ちゃんの泣き声のようなものが聞こえてきたのです。どこから聞こえているのかは分かりません。その時家の中には赤ちゃんは1人もいませんし、周りも家が建ってないので、夜中に赤ちゃんの泣き声が聞こえるのはどう考えてもおかしいです。
私の感覚では、何も無い外から聞こえているような気がしました。私は急いでトイレを済まし、その間もずっと泣き声は聞こえていましたが、布団へ戻りました。
結局未だに泣き声の正体はわかっていません。
前のページ
1/1
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 4票
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。