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心霊

豪さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

五月人形がくれた霊障
短編 2021/02/21 12:18 4,659view

これはある時、ずーっと押入れから出していなかった五月人形を箱から出した時のお話です。

当時、僕はあるパワーストーン屋さんに行ってから、霊感が開花し、それから色々と霊現象が起きるようになったのです。

これは、その数々の霊現象の中の一つのお話です。

ある時ふと、五月人形の存在を僕は思い出しました。
もともと怖い話が好きで、幼少期の頃からお化けが見えるようになりたいと思っていました。

その頃の僕は、お化けは見えず、けれど場所の雰囲気が良いのか悪いのかを感じとれたり、正夢をよく見ていました。

これはどうやら僕の父方の祖母から授かった能力のようです。

霊感に開花してから僕は、さらに霊に対してより興味が湧くようになっていました。
そして、ある時ふと、五月人形の存在を思い出したのです。

僕「そういえば、五月人形しまいっぱなしだったなぁ。出してあげようかな。」と思い、約8年ぶりに出したのです。

そして日向に当ててあげようと、箱から出し、お日様に少しの間当てていたのです。

そしたらなんと僕の背中が硬直し始め、背中、首といき、今度は重い石が肩に乗ってるかのように重くなり、ガンガン頭痛がし始めました。
吐き気がするくらいの強さで辛かったのを今でも覚えています。

それから、すぐに頭痛薬を飲むも効き目はなし。

僕「あぁーこれは霊障だ。」と思った僕は、すぐに霊感が開花したパワーストーン屋さんのオーナーさんに電話をしました。

僕「五月人形を出したら、背中から頭まで固まって激しい頭痛になってしまいました。薬も効かないです。どうすれば対処できますか?五月人形の写真をメールしますね。」

オーナーさん「あららら、霊障だねそれは。お寺に持っていくしか方法はなさそうだね。その五月人形の顔は笑ってはいるけれど、奥底に怒りの感情を持ってるけど、誰が買ってくれたものなのかな?」

僕「えぇ!!お寺ですか!!どこのお寺に行けば良いのですか?これは、父方の祖父が買ってくれたものです。ですが、彼は家庭内暴力をする人であったんです。」

オーナーさん「どこか近場でお人形のお供えができるとこなら大丈夫だよ。調べて電話してみな。
なるほどね。だからその子、顔は笑ってても心は怒ってるんだね。人形はね、買った人の感情が宿るんだよ。だから気をつけないといけないんだ。」

僕「わかりました!!今すぐ調べて電話して行ってきます。なるほど。そういうことだったんですね。」

オーナーさん「そうだよ。じゃあまたお供えしたら連絡ちょうだいね」

僕「はい!ありがとうございます。」

と言って電話を切った僕は、すぐにインターネットで検索し始めました。

どこがいいのだろうとしばらく見て、近場のお寺を見つけました。

即電話をし、お人形さんを預かっていただけるということで、今から向かいますと告げ、僕は家を出ました。

近くとは言っても電車に乗り20分ほど、そこから徒歩で15分ほどだったかと思います。

お寺に到着し、すぐにお寺の方にお渡ししました。

それから帰宅しても、背中から肩にかけての硬直は緩まず、頭痛もガンガン鳴り響いていました。

そしてパワーストーン屋さんのオーナーさんにメールを入れました。

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