私の中学校は古い学校で外観は、汚れの跡がこびれつきとても気味の悪い学校でした。それに加え、隣には墓地があり、夜になると人魂が動いてるなどのねもはもない噂がよく飛び交っていました。
ある雨の夜、学校の生徒数名が肝試しでお墓に入り、その際に学校の裏道とお墓をつなぐ古い扉を壊してしまったと学校の方に連絡がありました。
その後、学校で壊したのは誰かアンケートをとったとのですが、結局のところ誰かわかることはありませんでした。
それからというもの、雨の日になるとどんなに雨が弱くても、雨漏りがするようになりました。しかし、古いこともありあまり気にしてなかったのですが、ある雨の日、美術部の私が放課後遅くまで残っていたら上から赤い液体が、ポタポタと落ちてきました。私は怖くなってすぐ片付けるのも忘れて家に急いで帰りました。
その話をしたところ、扉が壊れて以降、雨の日の6時過ぎから同じような現象を体験したことのある人が何人もいることでした。
門が再びできてからは、雨漏りもそのような話を聞くこともなくなりました。
これは余談なのですが、あの扉が壊されたのはひどい雨の日だったと言います。また、学校にかかってきた電話番号に後々先生が掛け直した時、そんな電話回線は存在しなかったと言います。
そして今から65年前の雨の日の6時過ぎごろ中学生の女子が学校のそばで車に轢かれて命を落とし、そのお墓が学校に近い墓地にあるということです。
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