6歳による母親射殺事件の真相

以下は、彼女が話したことの全文である

「ママを撃ってしまったのはジャームスなの。ジェームスは私の中にいる28歳の男。彼は乱暴なの。ナイフとか銃とか大好き。それであの日もどこからか銃を持ってきて撃ってみたいって言ったの。それも誰かを、人間を撃ってみたいって。私、反対したの。本当よ。でも、いつもは私に協力してくれるミシェルもこの時はジェームスの味方しちゃって。どうにもできなかった。私の味方はジェシカだけ。でも、ジェシカはただの泣き虫だもの。とても、ジェームスを止まられない。結局、私は、いえ、私たちはママを殺してしまったの」

衝撃的な話だった
もし、これが本当なら彼女は多重人格者ということになる

有名なのはビリーミリガンだ
彼は24もの人格があったという
そして、その中には凶暴な人格がいて、その人格が表に出たことで犯罪を起こしてしまった

彼女もそうなのだろうか

しかし、多くの多重人格者は、幼少期に何らかの虐待を受けたこと多く、多くの人格が表に出るのはある程度成長してからというのがほとんどだ

6歳の女の子にここまで色濃く他の人格が出てきたという例はない
母親が女の子を虐待していたという証拠もない

それに、たとえ人格が変わったところで、体格は変わらないのだから、やはり銃は撃てないはずだ
いや、そもそも、見た目は6歳の女の子なのだから、銃を自分の力で手に入れることだってそうとう難しいだろう

いったい、母親を撃ったのは誰なのだろうか？

女の子は今も施設で暮らしている