付き合いきれない

心からひどい言葉で彼を振ったことを謝りました。自己満足ではありますが、私個人的にはこれで終わったと思いました。

だけどその帰り道、私は車にひき殺されそうになったのです。

帰りの横断歩道で、「キャー」という声がその場に響き渡り、私は同僚のその声で、突っ込んできた車をとっさに避けてすれすれで助かりました。

少し反応が遅かったら轢かれて無事では済まなかったと思います。

そして顔を上げた先には、元カレの愛用していた車がありました。

車はそのまま逃げ去り、私はその後もずっと怖くて動けませんでした。

私はこれを見て、彼がまだ私のことを許していないことを知ったのでした。

私はこれ以降、しばらく彼氏は作らなったです。いえ、作れなかったです。

私の周りではそれからも度々、怪奇現象が起こります。

その度に元カレの影を感じて、身が竦みました。

こんなことなら、あんな別れ方をするんじゃなかったと今も後悔しています。

いまだに近くに元カレがいるのですから。