北海道で出会った神の使い
投稿者:gray (9)
もう一度私に連絡すべきかと迷っていると、不意に何かの気配がしたそうです。
気配がした方を見ると、そこにはいつの間にか、大人の鹿2頭、子どもの鹿が2頭いたのだそうです。しかも4頭とも色が驚くほど真っ白だったのだとか。
いったいいつの間にそこに鹿が現れたのだろうと夫が驚いていると、4頭の鹿は分かれ道の一つの方に立ちふさがるように立ったそうです。まるで、こっちの道は通るな、と言っているように。
そこで夫は、もう一つの方の道を進むことにしたそうです。そして30分ほど歩いたところ、無事に駅に着くことができたということでした。
びっくりしすぎて写真を撮るのは忘れたと夫が言い、私は北海道は白い鹿もいるのか、すごいなぁなどと思っていました。
「いやいや、白い鹿なんて絶対珍しいよ。この子のことを祝福してくれてるのかも」
夫はお腹の子のことを言いました。
本当に白い鹿は珍しいのだろうか、と気になった私はネットで調べてみたのですが、どうやら本当に白い鹿というのは滅多にいないものだそうで、神の使いなどとも言われているそうです。
北海道で白い鹿を発見した、といった内容のブログもちらほら見かけましたが、どれも群れの中に1頭だけ白い鹿がいたといったもので、4頭も同時に現れるというのは、本当に珍しいことのようでした。
その後、特になんの問題もなく、私は3月末に無事に子どもを産むことができました。誰にでも愛想の良い男の子で、どこに行っても周りの人に可愛がられるタイプの子です。
白い鹿の祝福のおかげなのかわかりませんが、今のところ何の問題もなく、元気に過ごしています。夫が道を間違えなかったのも、その白い鹿たちのおかげなのでしょう。
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