あるデパートのマネキンに異変が起こる(実話)
投稿者:一八 (66)
僕の友人女性が体験した怖い話です。
友人のA子は、大学を卒業して某デパートに就職をしました。
都市部にある商業施設は、利用者も多く人気のスポットです。
休日になると、買い物をしに多くの人が来店をします。
家族連れ、若者など、1週間で1番売り上げる日です。
友人A子は、このデパートの3階にある「婦人服売り場」で販売員として働き始めます。
若者の洋服から、中高年向けの洋服まで販売されているエリアです。
A子は、朝の9時に出勤をして夜の7時に仕事が終わる感じです。
3階には、先輩の販売員から同期の女性が30人ぐらいいます。
デパートとしては、創業から50年経過しているため市内でも老舗のシンボルです。
A子が入社してから、2か月ぐらい経った頃、先輩の女性から話をされます。
「あなた知ってる?このデパート、2年前ぐらいに1人の女性店員が自殺したのよ。」
A子は、驚き先輩の話を詳しく聞いてみました。
「入社1年ぐらいの女性で、男子社員に振られたりイジメが原因だったみたい。自殺したのは、この3階でビニールロープを天井にぶら下げて首を吊って死んだのよ。」
A子は、その話を聞いて驚きます。
それからA子は、3階で働くのが少し怖く感じますが、月日が経ち自殺した女性の事は忘れて行きました。
ある日、A子がデパートで働き出して3か月ぐらい経った時、不思議な出来事が起きます。
夜7時を回った頃、A子は担当場所の整理や清掃をしていた時です。
少し離れた場所から、女性の声が聞こえて来ました。
「ねえ。ねえ。」
A子は、この声が聞こえる方を見ました。
すると、声の場所は、洋服を着せてある「マネキン」が4体並んでいる辺です。
最初、声が聞こえた時、A子は耳の錯覚と思いました。
しかし、声は、続けてねえ、ねえと聞こえて来ます。
20代ぐらいの女性の声で、可愛い感じの声です。
A子は、気にしないよう担当場所に集中しました。
次の瞬間、「バタッ」と、すごい音が聞こえて来ました。
A子は、ビックリすると1対のマネキンが床に倒れます。
3階には、他の販売員も10人ぐらい残っていて音に気付いたものです。
倒れたマネキンを起こしに、A子は行ってみました。
デパートにあるマネキンは怖いですよね