栃木の定番心霊スポット「ブルースカイ」での恐怖体験

私も友達も表向きは全然怖く無いよとは言ってはいるが、内心は恐怖で埋め尽くされ、1秒も早くこの場を立ち去りたかったのが本心だった。その証拠に行きはあんなに時間がかかった道のりが、帰りはものの数分でバイクまで辿り着いてしまった。

有名な心霊スポットを制覇した達成感と未だ消え去らぬ恐怖感、この相反する感情と疲労がピークに達していたという状況ということもあり、その日はそのまま帰ることになった。

心霊スポットへいく、怖かったと言いながら友達と達成した優越感に浸りながら話すのも一つの楽しみだと思う。だけど私はあまりこういうところは行くことはおすすめしない、なぜなら

その友達はその後交通事故に遭い障害をかかえ、私も大怪我をして、頻繁に階段の上にいた女の人が部屋にあらわらたり写真に映り込んだり、そういった現象がお祓いをしてもらうまで続いたからだ。

有名な心霊スポットになるにはそれなりの理由がある、これは私の過去の恐怖体験。

自殺が生んだ廃飲食店「ブルースカイ」、いまでもそれは生い茂る草木の中に薄暗く怪しい雰囲気を漂わせて栃木県の鬼怒川沿いにたたずんでいる。