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不思議体験

Kiritanpoさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

友達いるじゃん
短編 2026/07/14 21:49 37view

これは高校生の頃、よく遊びに行っていた友達から聞いた話だ。

彼には4歳くらいの姪がいて、よく家に遊びに来ていた。

その子は昔から少し変わっていて、大人には見えない何かが見えているようだった。

誰もいない廊下を見つめて急に泣き出したり
何もない場所を怖がって親の後ろに隠れたり。
だからといって、家族は「霊感がある」
と騒いでいたわけではない。
「また始まったか」

そんな程度の認識だったらしい。

その日も姪が遊びに来ていて、彼は退屈そうにしている姪へ声をかけた。

「二階の俺の部屋で遊ぶ?」

姪は黙って頷き、先に階段を上がっていった。
彼もその後ろを歩く。
部屋のドアを開け、姪が一歩中へ入る。

次の瞬間だった。

まるで熱いものに触れたみたいに飛び退き、そのまま彼の横をすり抜けて階段を駆け下りていった。

彼は慌てて追いかける。

「どうした?」
姪は足を止めると、困ったような顔ではなく
少し怒ったような顔で彼を見た。

そして、小さな声で言った。

「……友達いるじゃん。」

そのままリビングへ戻り、それ以上二階へ来ることはなかった。

もちろん、部屋には誰もいなかった。

少なくとも、彼には。

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