「あるとき、一回だけすっごい変な気配を感じたことがあって」
フィリピンの語学学校に通っていた山野さん。
住んでいた学生寮には、白い長い髪の老婆が出るという噂があったという。
「僕はそういうのを感じることがないので話半分に聞いていたんですけど、先生や友達が見たって話していたこともあってこえーなーとは思っていたんです」
ある日の夜中、ふと目が覚める。
目は瞑ったままだったが、部屋の中に異様な気配を感じた。
-誰か、いる。
老婆の話を聞いた直後のできごとであった。
「これはやべぇなぁと思って、絶対に目を開けなかったんです。お経もどきみたいなのを唱えていたら気配みたいなのが過ぎ去って、あぁよかったと安心して」
次の日の朝。食堂で朝食を終えたあと自室に戻り、一限目の準備をしていたとき、あることに気がついた。
-机の上に、白い長い髪の毛が一本。
昨夜のできごとが夢でないことを証明するかのように、横たわっていたという。
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