目が逸らせない
投稿者:初めての書き出し小説風 (10)
金縛りという言葉がありますが、あなたはどう解釈していますか?
医学的には睡眠の質の低下が原因で、頭は起きているのに、体は動かせない。
と言われていますが、僕のあれは今思うと心霊現象によるものだったんじゃないかな。。と思うお話。
—————————–
季節は11月も下旬の冬。
僕は当時12歳の小学6年生の時。
その日はいつものように学校に行き、夕方まで外で友達を遊ぶことがなによりの楽しみ。洋服の汚れも気にせず夢中で遊んでいると。
冬の外はあっという間に真っ暗。
チャ〜ン、チャチャ〜チャン
と17時を知らせるチャイムが鳴り響く。
もう帰らないと。
お腹もペコペコなので、そそくさとお家に帰る。
帰宅して、
いつものように母のご飯を食べ、
いつものようにお風呂に入り、
いつものようにゲームボーイで遊んで布団向かう。
気づけば時間は23時。
小学生においては夜更かしなのかもしれないが、これもいつもの流れ。
自分の部屋に着くとカーテンを閉め、電気を消してスッとお布団の中。
寒い時期のはいりたての布団は冷たいから、くるっと丸まりじっと暖かくなるまで我慢。
暖かくなるころには夢の世界行き、次に目を開けると朝で母に起こされているシーン。
これも、いつものこと。
と、今日もいつも通り。
だったはずだが…
この日は、少し違った。
…
スッと目を開けると真っ暗の部屋。
時間は分からないが、おそらく深夜だろう。
「あ、あれ。。真っ暗だ」
一度寝ると朝まで起きない僕だったから少しびっくりした。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。