目が逸らせない
投稿者:初めての書き出し小説風 (10)
短編
2023/06/28
12:22
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と
「…ん???あれ」
「体が動かない??」
明確に意識はあり、目は動かせているのに。
体が動かせない。
手も足も、どこもだめ。
「ん〜・・・なんだこれ・・・」
いつもと違うことに焦る。
すると。
足下の壁にあるカーテンに違和感が。
外の廊下のライトを遮っているカーテンが揺れているように見える。
「…なんだ?」
目を凝らして見続けていると。
ジ、ジジジ、ジャ
と少しずつカーテンが動いている。
「!!!!?」
「…カーテンが開いてきてる・・・?」
今は冬。窓はもちろん開けていないから風の影響はありえない。
また開いたカーテンの隙間から見える外に人はいない。
けど。
ジャ、ジャー
完全に開こうとしている。
なにがなんだかわからない。
カーテンから目を背けようとしても首が動かせない。
目もはなせない。
「えっ、、、や。やばい」
なにがやばいのか分からないが、そう感じた。
カーテンが全部開いたらやばい。
理由はないが直感がそう言っている。
「ど…どうしよう!!!!」
焦りのあまり身体中から汗が出ているのを感じる。
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