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不思議体験

cocoroさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

入ってはいけない部屋、住んではいけない家
短編 2022/07/06 23:52 2,150view
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結婚を機に新居を探すために、いろいろと部屋を見に回っていた時のことです。

彼は隣の県に住んでいたし、仕事があるので、私の両親と私の3人で見に回っていました。

私と母は、少しの霊感と色んな感覚を感じ取ることが得意な体質でした。

色々と見た中で3番目にみた物件は、部屋に入ろうと、足を踏み入れた時、寒気と重たい何かを感じましたが、まあ、気のせいかなと思いながらみんなで、不動産屋さんについていきました。

中は先に不動産屋さんがはいって、窓をあけて光を入れてくれていたのですが、風呂場と洗面所のあたりがとても暗く、一番最初に入った部屋は借りようとする家の中心の部屋でしたが寒気がする。間取りは悪くなかったのですが、そこに長くいられず、母も同じようでそそくさと出てきました。

次に入った家は、入るとお腹が痛くなり、その次の家は頭が痛くなり、これではどこにも住めません。

母と話をすると、母も全く同じ症状だったらしく、お寺に相談に行きました。

すると、部屋探しを一緒にしてくれるということになり、御上人をつれて、家探しに。

きっと見た方は、真剣な面持ちで玄関に入る前に御上人が立ち止まり、念仏を唱えて入っていく、私たち一行にどうしたんだろう?死人でも出たの?ここのハイツ何かある?いわくつき?と不安になったと思います。

その証拠に、あちこちのカーテンの隙間から人がこちらを除いています。

例の重たい何かを感じた物件、あそこは真四角の物件で、真四角というのはお墓もそうですが中に神様、仏様などを納める場所でもあるけれど、不浄な物、動物霊などもよってきて集まりやすい場所になってしまうらしいです。なので、その家には、たくさんの動物霊がいたそうです。

次にお腹が痛くなった家ですが、間取りに問題があったそうで、鬼門、裏鬼門の場所が悪く、お腹が弱い人が集まってきてしまう家の間取りになっていたそうで、次の頭が痛くなる家は、前に頭痛持ちの人が住んでいた家だそうで、そこも間取りに問題があったそうです。

結局、他の家をみることになり、私たちの感覚は正しかったことがわかりました。

そのあと、どうにか、住めそうな家をみつけ間取りの悪い場所に御札を置くことで、決着がつきました。

入居してしまってからでは遅いので、事前に分かった方がいいこともあるんだということを知ってしまいました。鬼門の方角や玄関の向きなど、いろいろなことが影響してくる間取り、家が建っている向きなど気を付けなければならないことがあるということを。

知らずに建てたり、うかつに買ってしまうと大変な目にあってしまいますね。

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