何かに護られている先輩の不思議な体験
投稿者:pams (61)
短編
2022/04/21
16:18
1,057view
私が中学生の時の先輩の話しです。その先輩は何かに護られているという意識が小さい頃から強かったそうで、こんな話をしてくれました。
ある日体育の授業で体育館いた時、天井が揺れて見えたので地震かと思い、周りに言ったそうです。
しかし皆首をかしげるばかりで揺れてないと言うので「なぜだろう」と不思議に思っていると、次は天井の一部分がまぶしく光るのでこれはおかしいと思い、その下にいたクラスメイトを引っ張りました。
その瞬間、体育館の大きな照明が落ちてきたというのです。照明のガラス部分は割れ、粉々に。
もしそのままあの場所に立っていたら大惨事だったことでしょう。
この話は大人になってから聞いたのですが、そんなことがあったなんてなったく知りませんでした。
先輩は「いつも何かあるときに不自然なものを感じたり見たりする」と言っていました。
不思議な事ですが、実際にこんなことをいくつも経験しているのだそうです。
とても真面目で大人しい先輩で、一見何も起こっていなさそうな人生に見えますが人って分からないものだなと思いました。
生きていたら様々な不思議な物を感じたり、体験したりするものです。証明もできず、説明もつかず、理解に苦しむことがたくさんあります。
その度にこの世の中はまだまだ未知なものでいっぱいなんだろうなと思うのです。
前のページ
1/1
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 8票
関連タグ:
#地震
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。