旧本坂隧道の怪異
投稿者:あぶさん (13)
これは静岡西部の山間部に通る、旧本坂隧道の怪異についての話です。旧本坂隧道はちょうど浜松の浜名湖の西側にあたり、国道362号の旧道だった姫街道に作られています。
1915年という大正時代に建設された煉瓦造りのトンネルなだけあって、すでに全体が劣化が進行して見た目としても怖い印象です。
内部の煉瓦は黒ずみ、ヤンキーが残した無数の落書きが壁面を埋め尽くすという、カオスな状態に変貌してしまいます。この旧本坂隧道が地元で知られるのは、幽霊がよく出る心霊スポットとして評判になっているためでした。
目撃情報によると、トンネルの中は女の幽霊の割合がとても高くなっています。
話によると、江戸時代から姫街道は険しい峠道であり、関所を避けて通る人々が後を絶たなかったそうです。狭い断崖の峠道のために、滑落してしまう女性が多く居たと伝えられています。その死者が、いまでもトンネルの中に蠢いているとか、死者が集まる場所であるとの話です。
肝試しではトンネル内を歩いて通過するといったことも多々あり、様々な霊体験が報告されています。例えば女性の声が響いてくるとか、トンネルで女性が通り過ぎるとか、車で通る時、女性の霊が逆さ吊りになって見えているなどの報告までもあります。無念の死を遂げた人々の霊が、ここでいつまでも漂っているようなのです。
幽霊に遭遇する確率は、もはや静岡屈指なレベルと言われているので、怖いもの見たさの人々が後を絶ちません。
遊び半分では行かないほうが良さそうです。
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